今日もションボリ(日本的勤人休日閑話)
「おめーのショベルはどうするんだ一人乗りか二人乗りかどっちか決めやがれこの野郎なに決められないだったら今週店に顔出しやがれコンチキショー」
とI国オートのU嶋メカニックからの電話を受け、2週間ぶりにお店に出向く。
2週間ぶりに見た我が愛車はリヤホイールとキックキットが付いていた。外見的に先々週と違っているのはそれだけだが、なんだかとっても進んでいるように見える。出来上がりの図とローン計画の想像がだんだん明確になっていく。とってもわくわくするが、同時に膝ががくがくするような気もする。
「二人乗りにするならスイングアームを支持するプレートを選ばなきゃならねーんだこのやろうどうするんだチキショー」
とU嶋氏。
うーん、どうするも何も、このバイクは精子と卵子が不慮の事故を起こして数ヵ月後に自分の分身が出来そうとか、暴力系のお仕事をしている人にご迷惑をおかけしてしまったとか、そういう突発的にまとまったお金が必要な時以外は手放さない(手放せない)予定なので、出来れば彼女とか奥さんとか浮気相手とか内縁の妻とかエンジョイギャルとかを乗せるためにも二人乗り出来た方がいいなぁと伝えた。なんだかU嶋氏は不満そうだ。私もホントは一人乗りの方が潔くてかっこいいと思うのだが前述のとおりの理由があるからこの点は妥協できない。
「まあタンデムでも格好良く見えるようにしてやるぜそれはそうとブレーキキャリパーも来てるぜ見とけやコノヤロー」
見せてもらったキャリパーはなんとラジアルマウントのニッシンのキャリパーだった。何でもTZのキャリパーらしい。ショベルにラジアルマウント…このアンバランスな画を想像し、ものすごく萌えた。今風に言うとありえないくらい超萌えた。
「このキャリパーはいいぜしかも安いぜ安いぜ安くて死ぬぜ」
とU嶋氏は俺の目の付け所はすごいだろうと自画自賛うっとり萌え萌えな表情だ。私もその値段を聞いてイッちゃいそうだったが、ふと、サポートは当然ワンオフ作成するから、結局そんなに安くならないのではないかしら、て言うかサポートの方がキャリパーより高いのではないかしら。と考え萎える。でも、ラジアルマウントというのは良いアイデアだ。最高。
とりあえず、ブレーキは前後ともニッシンで行くことが決まった。この他ウィンカーとかメーターとかこまごましたものを相談して決める。ま、ウィンカーとかメーターには特にこだわりはないので格好悪くなければ何でもいいのだけど。
ああ、それにしても一体いくらになるのかしら…なんて、最近と言うかショベルのカスタムが始まった時からの悩みを思わず吐露してしまった。しょっちゅう金金言っているので、U嶋氏はちょっと辟易しているみたい。すいません。
「何でもええから格好良うしてくれや金はあるでバンバンやったり〜な」なんて言えるといいんだけど…totoがあたるまで待ってて。
その夜、皆で焼肉をつつくことになり、エレックこと斉藤兄さんに送っていただき(正確には斉藤兄さんの弟であるカズ氏に)、Mazyora氏がバイクと家族の次に愛している店(多分…)「Nトン」に向かう。そう言えばMazyoraというハンドルネームの由来であったマシンはもうないのだから、改名すべきではないかしら。氏は「どこかにMazyoraカラーを入れるからハンドルネームはそのまま」と言われていたが、XB9Sには今のところどこにもMazyoraカラーは無い…もう一つそう言えばXB9Sを「ジュリアン号」と呼ばれているようだが、私の中では「ゲンゴロウ号」です。絶対。強いぞゲンゴロウ!負けるなゲンゴロウ!戦えゲンゴロウ!!
…何だっけ…ああ焼肉だ。相変わらずココの焼肉はうまい。ビールも進む。輿が乗ってきたので最近の私のネタである「最大の関心事はローン審査です」という発言をするが、どうやらシツコク言い過ぎてしまったようでウケが悪い。U嶋氏は苦笑いしているような気がする。もうこのネタはやめようかしら。
ひとしきり飲み食いしエレックこと斉藤兄さんに送っていただき(正確には斉藤兄さんの弟であるカズ氏に)帰宅。なんとなく飲み足りないような気がしたのでサッポロ黒ラベル350ミリ缶を1本開けつつ、「星を継ぐもの」(月で見つかった死体をもとに科学者が推論と仮説を展開していくという地味だけど最高に面白いSF小説。いや、マジで)を読みながら眠る。
翌朝、目がさめるとなんだか頭が痛い。昨晩眠る前のビールが効いているのだろうか。鈍痛を訴え続ける頭を抱えつつとりあえずトイレに行く。用を足そうと取り出した、普段は朝からとっても元気な愛息は力なく垂れ下がっていた。なんとなくションボリした。