トウジの一人旅
伊勢志摩〜香川〜神戸〜京都〜静岡
2009/3/17〜2009/3/23
高校生生活の締めくくりとしての卒業旅行としてトウジが選んだのはSR400での一人旅。
目的地は神戸の実家。
高速道路では味気ないということで、下道で色々な景色や地元の名産品を食しながらの旅がしたいと言う希望に合わせて、
ツアーコーディネーターmazyoraが選んだ往路は伊勢志摩周り徳島経由の神戸行き。
復路は本人の希望に任せた。
3月17日 AM6:00 一人の青年が大人になる為の修行旅行に旅立った。
神戸までは約850kmの行程である。
何しろ、一人でバイクで遠出するのは初めてである。
フェリーも初めてであり始めてづくしの旅は、ライダーにとって乗り越えなければならないことなのである。
浜松付近で迷う場面もあったようだが、伊良湖から無事に鳥羽へ渡った。
(伊勢湾フェリー バイクとライダーで\3,500)
トラブル@ 浜松で国道1号線が二つに分かれるところで迷う
トラブルA 鳥羽から国道42号に入り方で迷う

この日の計画では、紀伊半島の先端である串本に夕方までにはたどり着き健康ランドに宿泊する予定だったが、
鳥羽から海沿いの国道42号に出るのに迷ったらしく、日が暮れた夕方に連絡が入ったときには、串本まではまだ50km手前の新宮だった。(ステーションホテル新宮 朝食込み\6,700)
折角の綺麗な景色の道を夜に走るのは勿体ないということで、新宮で宿を探して泊まり、翌朝早く出発することになった。
行程を急ぐわけではなく、頻繁に観光の休憩を入れながら、本人なりのペースで旅を楽しんでいた。
3月18日
ツアーコーディネターのmazyoraは紀伊半島は伊豆半島程度の大きさであると錯覚していた。
上の地図を見ても、紀伊半島は結構でかい。
かつて、西新宿ツーリング倶楽部のマスターに「串本から南紀白浜は良い」と再三聞かされていたので、
自分もいくつかは行きたいと思っていたのだが、今回トウジに先を越されてしまった。
そんなすばらしいルートを楽しみながら、次のトラブルが待っていた。
豪勢なホテル宿泊となってしまった為に現金が乏しくなり、コンビニでお金を引き出そうとしてもエラーが出て引き出せないというトラブルが発生した。(トラブル
現在の所持金ではすべてガソリンに費やしても、神戸までたどり着けない。
重大なトラブルだ。
暗証番号を数度間違えたりしてロックが掛かってしまったのか?
詳しく調べると、以前この口座を開設した際に母親が預金の引き出し限度額を1万円にしているということが解った。
つまり、1万円なら引き出せる。
この瞬間から、一日1万円以内の旅という条件が付くことになった。
和歌山から徳島にフェリーで渡った(南海フェリー \3,800)
今回は所持金の関係でビジネスホテルには宿泊できない。
香川の漫画喫茶に宿泊した。

3月19日
ツアーコーディネーターが用意した行程MAPでは大雑把らしく、迷った場合に対処が出来ないということで、ツーリングマップル「関西版」を購入して自分でルート検索に入った。
ここに来たら、映画でも見た「讃岐うどん」は外せない。
香川をぶらつき、早めに神戸へ向かった。
神戸淡路鳴門自動車道に乗ると、エンジンが止まってしまうというトラブルが発生した(トラブルC)
命からがら、室津PAへたどり着き連絡が入った。
神戸に何時ごろ到着するのか?連絡を取っていた祖父母もこのトラブルに驚き、焦りながら連絡をしてきた。
症状は、走っている途中でエンジンが息継ぎをするような症状が出て、エンジンが止まる。ガソリンは有る。
さて、どうしたものか?
早速一国レッカーサービスへ連絡をした。
隊長のウチヤマ氏は気前良く、
「はいはい 淡路島でも何処へでも行きますよ!」
「その前に 症状をもう少し詳しく教えてください。」
結果的にはガス欠だった。
素人はタンクキャップを空けてガソリンが見えればガソリンは入っていると思う場合が多いらしく、この年式のSR400はタンク容量14Lに対して約2〜3Lが予備であるので、予備タンクになっても上からは十分に見える。
予備タンクという名称が別にガソリン保管場所があると思っていたらしい。
案の定、RESに切り替えると何事も無かったかのように走り出し解決した。
3月20日
この日は祖父母や親戚と姫路へお墓参りなどなど。
3月21日
京都をゆっくり散策して名古屋の漫画喫茶に泊まるという計画で復路がスタートした。
ここからは自分自身の計画による本当の旅となる。
清水寺など古寺を数箇所回り、琵琶湖も堪能した。
日が傾きかけたころ滋賀県から愛知県へ抜ける倉掛峠
ここで計画が大きく崩れて迷ってしまった。(トラブルD)

引き返してきた頃には日も暮れていた。
さて、どうするか?
名神高速道路の多賀SAにはハイウェイホテルがあるので、そこへ誘導した。
八日市ICから名神高速にのり多賀SAへ到着したのは19:00になっていた。
さらに追い討ちをかけるように多賀SAのハイウェイホテルは(下り)にしか無いということが解った。
さてさてどうしたものか?
翌日の22日(日)は全国的に雨の予報。
ここで選択肢は二つになった。
多賀SAの先の彦根ICで降りて、彦根や米原の漫画喫茶で泊まり、翌日のんびりと雨具を装備して次なる目的地の静岡の親戚の家へ向かうか?
また、雨が降る前に夜間走行で今から300km先の静岡を目指すか?
トウジは多賀SAで名物の近江牛カレーを食べながら、昼間の雨天走行よりも夜間のドライ走行を選んだ。
23時過ぎに無事に静岡に到着して、朝方まで叔父・叔母と飲んだそうだ。
この日は従兄弟の少年野球の応援に行ったり、バイクには乗らず不安定な天気を回避してもう一泊した。
3月23日
朝出発する予定だったが、従兄弟達に懐かれてバイクに乗せて喜ばせてやったり、未来のライダー育成に努めて午後に横浜に向けて国道1号線を走った。
箱根を抜けるまでは快適だったようだが、小田原から先は交通量が増えて退屈なルートだったようだ。
夕方一国へ寄り、オイル交換を済ませて帰宅した。
予想外の姫路への墓参りや静岡での逗留など、旅ならではの展開に本人は十分に満足して帰ってきた。
一回り大きくなって帰ってきた息子に父親は言った。
「明日は筑波でBS会だから、手伝ってよ!」
「・・・・」