ーーーー 第3戦 ーーーー
開催日:2004年12月19日(日)
場所:ウインズMXパーク
主催:バイクショップ・ウインズアサノ
天候:晴れ
参加者:オフイシ(CRM)・チョウナン(RMX)・うるしば乱・マッツー(CRM)・オフイグ(LANZA)・Mazyora(LANZA)
コック長:腰痛番長
LANZAでのイベント参加は久しぶりだった。
レポートでチェックしてみると、今年の3月の富士山アタック(雪を求めて)以来9ヶ月ぶりのOFFROAD走行となる。その間サーキットに明け暮れそれはそれで上達はしているものの、ONとOFFでは大違いである。
ブレーキングも体重移動も、すべてが違うように思えた。
同じオートバイなのに、これほど変わってしまうものなのか?
などと、痛感させられるエンデューロだった。
今回初めて参加する「るーきーずエンデューロ」はその名の通り、我々のような素人のための耐久レースだ。プロのような激しい抜き方をすると、黒旗まで出されてしまうほど、素人には優しいイベントなのである。実際に参加してみて、和気藹々としたその雰囲気は、まるでオンロードで言うところのHotChocoCupというところだろうか。結果よりも楽しむことを中心に企画されている。
朝5時に我家の前に集合したのは、オフイグ(T-MAX)・マッツー(ジャイロ)そして迷って遅れたチョウナン(ゴリラ)の3名だった。どれも、無類のバイク好きである。
同じ頃、東F市場の腰痛番長宅にはモトクロス少年だったうるしば乱が到着していた。
(彼らはPlainOffroadClubのメンバーであるが、会長のオレKの姿は無かった)
東関東自動車道の大栄PAでオフイシ会長と落ち合い、会場となるウインズMXパークへ向かった。
大栄ICから10分くらいだろうか、とても近いすばらしいコースだった。
一通り準備を済ませ、コースを徒歩で下見をして、受付&車検に向かった。
今回、急遽不参加となってしまったタマル氏の抜けた穴をどうしようか?ということになった。
これは、仕方ないのでコック長の腰痛番長に頼むしかなかった。
この日、腰痛番長は偶然にもオフヘルメットとゴーグルそしてウエストベルトまで準備していた。
これで、話は決まった。
午後の150分耐久レースでタマル氏の変わりに出場することになった。
■70分耐久レース(10:20〜11:30)
受付・車検・ライダーズミーティングが終わるとすぐに午前の部の70分耐久レースが始まる。
これにエントリーしているのは、
オフイシ(CRM250R)
チョウナン(RMX250+タマル氏のノーマルチャンバー)
オフイグ(LANZA)
マッツー(CRM250R)
mazyora(LANZA)
の5名である。
これは、一国峠内での格を決める重要な個人戦なので、何としても勝ちたいレースだ。
昨年は、オフイシ会長が5月のMFJ Offroad Bike Gamesでの90分エンデューロを制していて、今年はV2を目指している。
チョウナン君は、敢え無く不参加となった同じTEAM一国SUZUKIのタマル氏の夢である「イシダ越え」を託されて燃えている。
マッツーは一昨年前のエンデューロのチャンピオンなので、返り咲きを狙っている。
オフイグはこの手のレースは初参加だが、今年一年は死ぬほど林道を走っており、愛車LANZAは身体の一部となっている。また、トライアル系のライダーということで得意なバランス感覚でタイトル奪取を狙っている。
私は、一国峠プチエンデューロのタイトルを持っているが、それは多摩川で行われた5分程度の遊びレースなので、数には入らないが、エンデューロでのツボは知っている。
ここ一発の速さよりも、転倒せずに安定して走りきった人が有利なのである。
この大会のスタートは、マーシャル先導によるコースを覚えるための1周の完熟走行の後にローリングスタートとなる。
前のほうに陣取った私はやや有利だった。
しかし、1周約5分ほどかかるこのコースはジャンプあり、ウォッシュボードあり、5連ジャンプありの何でも有りのコースだが、中でも一箇所だけぬかるんだ箇所があり、ここに多くのライダーがスタックする。
自分がスタックしなくても、前がとまっていて引っかかることは良くある。
ここをスムーズに抜けることが、重要なポイントとなっていた。
スタートして順調に一国峠内でのTOPを走っていると、まずはオフイシ会長にウォッシュボードで抜かれた。
しかし、先のほうの箇所立ち往生しているオフイシ会長を交わしたりしながら、競っていると今度はチョウナン君が抜いていった。
しかし、前半はこの二人の背中は見えていた。
「彼らがミスればすぐに追いつける」
こんな余裕が油断を招いたのか、魔の泥沼で転倒してしまった。
「くそ〜 これで離されてしまう〜」
転倒により、失うものは敵との距離だけではない。
それ以上に体力を、そして筋力を激しく奪い去るのである。
次の周でも同じ箇所で転倒した時には、バイクを起こすことが精一杯なほどヘロヘロになっていた。
こうなると、腕を使わずに走行するために、太ももとくるぶしでバイクをホールドして走る下半身走行に切り替えて握力の回復を待つしかない。
こんなことを繰り返しながら、走っているとマッツーがやってきた。
「をっ? マッツーは、今頃来たのか?」
そして、お約束通りウォッシュボードで抜かれてしまった。
しかし、もうすでにマッツーを追う体力は残されておらず、レースを終了した。
70分は長い。もう精も魂も尽きたとはこのことだろう。
ヘルメットを脱ぐと、汗が噴出していた。
70分Cクラスリザルト(出走24台)
1.オフイシ 12位 14周 (総合19位/39台)
2.チョウナン 15位 14周 (総合20位/39台)
3.マッツー 18位 14周 (総合21位/39台)
4.mazyora 19位 13周 (総合32位/39台)
5.オフイグ 21位 13周 (総合34位/39台)
※総合とはAクラス(80cc以下の2stおよび100cc以下の4st)を含んだ順位です。
今年のチャンピオンは昨年に引き続きイシダ会長がゲットした。
これで、当分は言うことを聞かなければならないことになりそうだ。
やはり、チャンプの発言権は協力だ。
午後の150分耐久レースは12:45に繰り上げになった。
すると、休憩&昼飯タイムは1時間と15分しかない。
コックの腰痛番長は「秘伝お雑煮」を仕上げていた。
しょうゆ味のお雑煮は、過酷な走行後にもかかわらず、おいしくいただけた。
しかし、腰痛番長は、その出来に満足していないようだ。
「やはり、お袋の作った雑煮には適わね〜な」
と、つぶやいていたのが印象的だった。
■150分耐久レース
今回は午後が曇りで日が暮れるのが早そうだということで、若干時間が短縮されたようだ。
出場チーム
○TEAM越冬隊 オフイシ・チョウナン
越冬隊の2名は午前も走ったばかりのチームなので、25分交代の作戦で望んだ。
第一ライダーのチョウナン君はうまい具合に4番手の位置をキープしてオープニングラップを終えてレースに臨んだが、途中でCRMがパンクしてしまい、急遽スペアのRMXを申請してレースに復活するものの、10分ほどロスしてしまった。
○TEAM FL うるしば乱・マッツー
午前に走っていないうるしば乱が第一ライダーを務め、走れるだけ走ってもらおうという作戦に出た。
これで、150分走りきっちゃうならそれはそれでよしという、大胆な作戦だったが、久々のモトクロスということで、緊張していたうるしば乱は、スタートグリッドでエンジンスタートの時に、なかなかエンジンがかからずに死ぬほどキックしていた。
まもなくエンジンは始動したが、ここで体力はかなり消費していたに違いない。
それを証明するかのように、オープニングラップの途中でもエンストをして、かなり順位を落としてしまった。
しかし、執念の走りで1時間ほど一人で走りマッツーにバトンタッチ。20〜30分ほどマッツーが繋ぎ、最後もうるしば乱が走りきった。
○TEAM一国YAMAHA 腰痛番長・オフイグ・mazyora
いざ乗るとなると、燃えてくる腰痛番長にすべてを任せた。
「一人で150分行っちゃって下さい」
そんな、ピットからの指示も、ジロリと睨みで返しスタートしていった。
時間が経つと共に、体力の低下というマイナス要因とコースやバイクに慣れてきたというプラス要因を天秤にかけながらひたすら走り続けた。
さすがに50分が経過して、「PIT IN」のサインを出すが、反応がない。
オフイグは、「気分が乗ってるんですかね〜。今PITに入れないほうがいいんでしょうかね」
と、腰痛番長の心理をつかむことに精一杯だったが、何しろ黒いゴーグルでは表情が見えないので、何とも言えなかった。
すると、5分ほどで戻ってきたかと思ったら、PIT(ライダー交代エリア)に入ってしまった。
「やばい!入ってきちゃった。 オフイグさん早く準備して交代エリアへ行って下さい」
これは、かなり時間をロスした。
手元の計算では、ここで1周はロスした。
さらに、駆けつけたオフイグに腰痛番長は、コース上で注意すべき箇所のレクチャーを始めた。
これも、手元の計算では1周のロスであった。
なんとか、コース復帰したオフイグは順調に周回を重ね30分ほど経過したところで、交代サインを出した。
まだ、体力が回復していない私の出番となった。
コースインすると、ちょうど前にはうるしば乱が居た。
「よし ちょうどいいぜ」
後ろを走行するものの、離されはじめる。
「やっぱり、疲れていても速いな〜」
などと、思いながら走っていると、例の魔の泥沼で立ち往生しているバイクに引っかかり停まっているうるしば乱が居た。
思い切りコースをイン側に取り、泥沼をパスすることが出来て先行した。
そのあたりから自分自身としては、気分的に乗れ始めていて、ぐいぐいと周回を重ねた。
しかし、午前中の後遺症は残っており、特に左手の握力が無くなっていた。
クラッチが握れない状態になったので、PITにこちらから交代サインを出して、1周約5分かかるコースを進んだ。
命からがら無難に走りきり、PITに入ろうとするとそこにはヘルメットを持っていないオフイグだけが立っており、バッテンサインを出している。
腰痛番長の準備が間に合わなかったようだ。
仕方なく、もう1周の長い旅に出ることにした。
もうクラッチは握れない。
最後の試練の魔の泥沼をクリアした先で転倒してしまった。
この状態でのバイクは非常に重く感じた。
このLANZAにはセルが付いていることがせめてもの救いだったようだ。やはり、LANZAというバイクはすばらしい。
最後の1周を何とか走りきり、腰痛番長に交代した。
残り40分くらいあったので、ひょっとして20分くらいで交代をする必要があるかもしれなかったが、場内アナウンスで残り30分です。という放送を聞き、このまま腰痛番長を最後まで走らせることに決まった。
うるしば乱もヘロヘロになりながら最後の長丁場をこなしている。
オフイシ・チョウナン組もRMXに乗り代え相変わらず淡々と走っていた。
そして、いよいよチェッカー。
150分マイナスアルファの長いエンデューロは終わった。
パンク騒動でかなりタイムをロスした越冬隊をTEAM FLは逆転したことは確かだったが、我々TEAM一国YAMAHAは微妙だったが、結果的には峠内ではビリだったようだ。
150分Cクラスリザルト(出走19台)
1. TEAM FL うるしば乱・マッツー 8位 24周 (総合では13位/30台)
2. TEAM越冬隊 オフイシ・チョウナン 10位 23周 (総合では16位/30台)
3. TEAM一国YAMAHA 腰痛番長・オフイグ・mazyora 13位 21周 (総合では20位/30台)
表彰式およびじゃんけん大会でそれぞれ小物をゲットして帰路に就いた。
途中の大栄PAで夕食を摂り、反省会が行われた。
□反省会議事録□
議題:来年度の一国峠の運営について
1.来年は、るーきーずエンデューロには全戦出場する。
2.このコースやレギュレーションにはXRでも十分戦えるので、アポロン様を出場させる。⇒必須
3.タマル氏はやはり無冠のまま2004年を終えた。⇒年末の忘年会のネタとする
4.打倒オフイシ⇒次回こそタマル氏の力を見てみたい
5.セルがあったおかげでおかげで何度も救われた。⇒LANZAは当分所有する
6.トランポには泥だらけのオフ車は厳しいので、何とかする。⇒一国トラックに積んでもらう
7.せめて女性や子供達には負けないようにする。⇒負けた人
8.チョウナン君はRMXのノーマルチャンバーを調達する⇒ヤフオク
以上